2010年10月19日火曜日

10月19日MS 宇宙空間から見た地球@横浜市中央


 本日のモーニングセミナーには宇宙物理学者、元NASA研究員の櫻井邦朋氏を、この二月に続いて講師にお迎えしました。1933年、埼玉県生まれ、元神奈川大学学長。太陽物理学、高エネルギー宇宙物理学の世界的な権威で、数多くの著書・論文を執筆されている。11月10日には新刊を出される予定とか。

 最初に、「もし地球に海がなく太陽放射だけで成り立っていたら、どのくらいの気温になったでしょう?」と問いかけられました。「地球の温度は平均で-18℃となり、生物はほとんど存在できなかったでしょう。海と太陽のあるおかげで気温が15℃位に維持されている」。「地球環境の成り立ちについてよく知ることが大切です」と本日プロローグの箇所を各自にコピー配布していただいた原本の「地球環境論15講-地球環境の生成を探る-」を示された(櫻井邦朋著、東京教学社1993年刊)

 地球温暖化の原因は何か、地球環境を維持しているのは太陽である。太陽からの電磁放射は過去150年ほどの間でわずか0.2%程度の上昇にすぎない。だから太陽放射の増加によるものではない。
 太陽からは秒速450kmの超音速のガスが宇宙へ吹き出している。100万度という超高温のコロナからの熱風を、地球の磁気が防いでいる。金星は地球とほぼ同じ大きさで、太陽からの距離が地球より20%だけ近いだけのなのに、磁気がないために太陽風をそのまま受けて、大気温度が400℃の灼熱の星となっている。
地球は太陽系の一惑星、宇宙には太陽系のような惑星が500位も見つかっている。その中の稀有な天体である小さな地球上で、私たちは生命をいただいている。

 難しい宇宙の話から色の不思議な現象まで、常日頃感じている疑問に対して、私たちにもよく分かるようにゆっくりと噛み砕いてお話していただきました。「宇宙から青と緑の神秘な姿の地球を見て、人生観がすっかり変わった」と多くの宇宙飛行士たちは語っています。宇宙船地球号に乗り合わせてたった一度の人生?を共存しているすべての生き物をいとおしく感じました。

広報委員長 萩野宏樹

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