2011年4月19日火曜日

4月19日MS 家庭に愛を!@横浜市中央


本日は前原スーパーバイザーの講話を拝聴しました。

氏によると中小企業の特性として、経営者は経営がうまくいくことと自分の人生がうまくいくことがほぼイコールであるという。

また、中小企業の社長は毎日社員からの面接試験を受けているようなもの。
社長は社員のことがあまり見えていないが、社員は社長のすべてをお見通し。
であるから、社長は社員の模範となるようなことをしないと、「何だ、あのざまは。」と口には出さないが、毎日思っている。

では、大手企業で用意している企業年金や多額な年収、長期休暇などを用意できない中小企業において、経営者が社員に大してモチベーションを上げられることとは、なにか。

中小企業で働くということは劣悪な労働環境で働いてもらうということ。
これでも働いてもらえるためには、社長みずから誘引にならないといけない。

うちの会社の社長はすごい、人生のモデル。人生の師匠として手本になるような経営者にならなければいけない。あの社長のためなら働こう。と思ってもらえる師匠と弟子の関係をつくっていかないといけない。

これを学ぶのが倫理経営であると講師は言う。

例えば、クレームも間髪入れずに自ら受け入れ、対応する。
倫理を学んでいるから、普段は苦難福門といっているくせに、いざクレームの電話が来たら、社長が「えーっ。」と嫌々ながら対応したのでは、「社長は口ばかりだ。」と言われるだけ。
決してついていこうと思われる社長にはなれない。

また、中小企業の経営者は誰しもよく働く。
そこで肝心なのは、同じ働くなら、朗らかに安らかに喜んで進んで働こう。
いやいやながら仕事をするのとは、心の持ち方で結果はどんどん違ってくる。

喜んでニコニコしながら働いていたら、彼はよく働くなあ。この会社はすごいなあ。と言われ徐々に変化が現れる。

こうした心磨きの練習をする場所が倫理法人会である。

この心磨きをする上で、目の前に見えるもの(個やパーツ)は別々な物だが、目に見えない世界(全体)ではひとつに繋がっていることを意識したい。

たとえば、人の目はパーツとしては一部だが、全体から見れば人としてすべて繋がっている。
目だけ単体で機能しているわけでなく、人体のあらゆる部分とこまかく繋がってひとつの人間を構成している。

この人間も個で見ると別々な存在であるが、家族や社員、地域というククリで見ると構成部分であり全体で繋がって機能していることに気づく。

これを応用して考えを進めると、お客様の満足度を高めるということは、ひとりひとりの従業員満足度が高まっていないと実現されないし、その従業員や社長自身も家庭満足度が高まっていないといずれ歪みが出るものである。

全ては繋がっていて、倫理はまず最小単位から手がけていくことを勧めている。
つまりは、今年のスローガンである、「家庭に愛を」はそうしたところからきているとお話ししただきました。

会長 後藤長重                                

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