2011年6月14日火曜日

6月14日MS 不況を乗り切った経営者とは@横浜市中央


本日の講師は(社)倫理研究所法人局 法人スーパーバイザーの江上 伸雄氏、(株)エガミ 代表取締役会長。福岡市生まれ、70歳。
高卒後、父母に従い秋田県横手市に移住。婦人服店の多店舗化を進め、現在県外を含め13店舗を有する。

不況の時には経営の原点に戻るべきだが、成功者と失敗者では物の考え方にはっきりした違いがある。

成功者は
  •  過去に対して肯定的
  •  現在に対して積極的
  • 未来に対して希望を持っている
失敗者は
  • 過去に対して否定的
  • 現在に対して消極的
  • 未来に対して失望している
人の気持ちがどちらへ行くかで、結果に雲泥の差が出る。

松下幸之助は自分が成功した理由を尋ねられ、大変運が良かったとして?!次の事柄を挙げた。(松下幸之助著「道をひらく」PHP研究所刊)
①大変貧乏な家に生まれた→お金に対する執着が強く、お金ができてからも強い欲望を持ち続けられた
②身体が虚弱だった→他の人の協力を得て成果を上げようといつも考え、人の使い方が上手くなった
③学歴がなかった→他の人から何か学ぼうと、いつも真剣に人の話を聞く習慣が身についた
また、松下幸之助は不況時の対応として、
①従業員を減らさず、有給の休日を増やした→週休二日制導入の一つのきっかけとなった。
②給与を減らさず、賞与の一部を自社電化製品の現物支給とした→在庫減らしと普及促進に繋がった

石川島重工・東芝の経営再建を果たし、経団連会長・臨調会長として行財政改革の先頭に立った土光敏夫は、宴会に出席せず身の潔白を保ち、強大な組合を有する国鉄の分割民営化を実現した。
また、質素な生活を貫き、微々たる生活費以外の残りの多額の収入はすべて母の経営する橘学苑に寄付し続けたという。

先の見通しのつかぬ今だからこそ、偉大な先人に学ぶ必要があると思いました。

広報委員長 萩野宏樹

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